3月12日の実績
- 社会・理科 3月度組分けテスト復習 など
- 土特関連(算数 分野別補充プリント や 各科「知識の総完成」など)
ポイント
金曜日
3月12日(金)。校外学習の日だったので帰宅は16時過ぎ。
この日は社会(3月度組分けテスト)の丁寧な復習や、土特関連の取り組みが中心。2月度マンスリーテストや3月度組分けテストを通し反省点と共に気づきがとても多く、その反省を踏まえ取り組み方の軌道修正をしていく。これについて二人で話し合った。
『2021年サピックス重大ニュース』
社会の授業中に、『2021年 サピックス重大ニュース』を持っている人はパンデミックの歴史について読んでみてと先生がおっしゃったとのことで「読みたい」と。
冒頭の「特集:新型コロナウィルスによる『パンデミック』が発生」というところを一緒に読む。息子と二人でしっかり読み、話をしていると学びが多い。
その後に続く「第1章」も「新型コロナウィルス感染症と社会の変化」であり、2021年版の同書はその他の章でもコロナウィルスの話題に満ちている。
この日は冒頭だけを二人でじっくり読んだが、今後続きについても少しずつ読んでいこうと思う。
社会:3月度組分けテスト の 復習
3月度組分けテストはどの教科も酷い結果だったが、中でも特に社会については目も当てられないようなものだった。この日はしっかり時間を取りその丁寧な復習を進めていった。
テスト終了直後(自己採点直後)、「今の息子にはこのような内容には対応できないと分かっている」というような表現をしたことを覚えている。しかし、この日二人で丁寧にやり直し確認を進めていくと、「これ、そんなに難しいかな」と。
2Dの文章を読み、それを頭の中で『アトラス』の地図へと丁寧に再構築(変換)していけば良い。問われている地名などについては先日の土特「知識の総完成」でも確認したような一般的なもの。
ただし これを復習していて、各知識に関し曖昧な部分が非常に多いことは明白だった。本人も「大雑把には覚えているんだよ」などと言っていたが、細かいところが分かっていないために地図が正しく構築できず総崩れしてしまう、また漢字で書けない、知っているんだけれどもその場で思い出せなかった などなど。
例えば、「島原半島」、「大村湾」、「有明海」なども先日のコアプラス確認テスト範囲だったように思う。何となく文脈の中で答えられていたが、「島原半島は大村湾に面している」と言われて正しいように思えてしまう。本当は「大村湾」ではなく「有明海」なのに。そのあたりが雑で大雑把だ。
社会 に関する先生のお話
息子は 土特の初回授業時に社会の先生がおっしゃっていたという話を聞かせてくれた。
「周りの関連するものを見つけてそれと結びつける。『アトラス』などを見てその地形がどのようになっているか、歴史的な出来事がどのようなところで起きたとか、関連して理解していかないからテストで点が取れないんだよ」と話されたとか。
「木曽川が何と何に挟まれているかとその時聞かれた。木曽山脈と飛騨山脈の間だけど、その場で答えられなかった。木曽川が出てきたら、木曽山脈と飛騨山脈の間にあるなとか、木曽ひのき があるなとか、近くに御嶽山があるなとか火山だなとか・・・そういうのを単品で覚えるのではなく紐づけて覚えろと言われた。なるほどなと思ってたし、そうやりたかったけど・・・ぼくはそんなに細かくやれてない、でも時間ねぇな みたいな。お母さんがこれからどうすれば良いと思うって訊いてきたから、I 先生が言っていたことを思い出して今言ってる」と。
全科目に共通した振り返りとこれから
社会を通して
社会に関して言えるのは、コアプラス確認テストやデイリーチェック、ウィークリーチェックに向けた取り組みは重要だが、暗記事項だけを切り離したような取り組みにしてはならないということ。
今回の組分けテストの問題自体(4人がそれぞれ「歴史の舞台」を訪れる旅行に出かけた時の記録を基に設問がある)は、学び直しの非常に良い出発点になった。今後「コアプラス」や「知識の総完成」で暗記事項を押さえていくときも、息子の場合はその重要事項だけをペリペリと表面上「剥がして」扱ってはならず、そういった事項を確認していく作業の出発点として ある種の「紀行文」を活用しつつ『アトラス』等を参照し「体験」していく。
全科目について ~ 算数を通して思う~
そして全科目を通して言えるのは「目先のことにとらわれすぎ」ということだ。もっとゆったり構えるべき。近視眼的にテキストにべったり張り付いてはいけない、少し離れるべきだということ。広い視野で本質的な理解を目指すべきということ。
例えば、土特社会の「知識の総完成」はとても大事。翌週には絶対100点を取るべき。でも目先のそれだけにとらわれてはいけない。もっとゆったり眺めるべきだし、臨むべき。
多少 登り調子にあった頃の算数を思い出してみると、苦手そうな分野等は『応用自在』などを用いて基礎からしっかり理解してから『デイリーサポート』に取り組んだりしていたと思う。その頃は決して『デイリーサピックス』の問題にくり返し取り組んだりはしていなかった。
今から思うと随分余裕のある取り組み方をしていたと思う。その後、少々慣れてきて他の参考書に頼り基礎からやり直したりしなくても テキストの問題に対応できるようになってきて、『デイリーサポート』・『デイリーサピックス』の問題だけを繰り返し解くなど本質から外れるやり方に走っていたように思われる。(少なくとも息子の場合は適した方法ではなかった。)
息子の場合は、どの科目でもテキストにべったり張り付くべきではない。心には余裕が必要だ。そしてまた最初に紐解くべきなのは、より基礎的で本質的な説明のある参考書が最適なように感じる。個々の問題パターンにオーバーフィットしないように十分留意する必要がある。
理科・社会
理科についても年明けにある程度息子に適したやり方が分かってきたが、それはやはりテキストに張り付くべきではないというものだった。理科に関しては、原理原則をきれいに説明したものや、それに忠実に即した問題よりも、個別具体的な事象を扱う問題に数多く接したほうが良いようだと分かった。そういった問題に多く接する中で、本人自身が次第に一般化した理解を獲得していくようだから。こういった息子に適していたのは『合格トレイン』だった。
社会も理科と同じような傾向を感じる。理科で言う『合格トレイン』のような よりどころとなる出発点の一例としては、社会の場合、鉄人会のHPにあった「地図でたどる日本の旅」のようなもの。今回の組分けテスト本文のような、ある種の「紀行文」。
国語
国語についてはまた別観点だが、答えとして求められているのはこうだろうというような メタレベルで読解できる(わずかな)ジャンルと、思わず文章に入り込んでしまい読解の解答としては正しくない読みをしてしまう(大半の)ジャンルとがあるようだ。所謂読解テクニックのようなものの習得が必要なのだけれども、国語についても息子の場合は かなり基礎的な問題を多く経験していくことが重要であるように感じる。こちらも出し惜しみしてはいけない、もうどんどん進めるべきだと感じている。手間のかかりそうな問題集でもない、新書のレベルで『中学入試国語のルール』など。
感想
今日は強い雨が降り続いている。息子は土特の授業中。授業後は早く帰途についてもらい、途中で主人と落ち合って定期券の継続購入手続きをしてもらう予定。
息子の通学定期券はいつも6か月定期だ。今回は3月中旬で切れてしまうからここで継続手続きをするわけだが、新たに印字される期限は9月中旬になるはず。その定期が切れる頃、もう天王山と呼ばれる夏休みも終わっている。そして最後の定期券が切れる頃、彼は小学校の卒業式を迎えることになる。
SAPIXもその定期券区間にある。学校、そしてSAPIX、毎日のようにピッとかざして日々を積み重ねていく。小学1年生から繰り返し、全体を見渡せばもう一つの最後に近づいてきた。
どうかピッとかざす毎日が成長に満ちた学びの多いものになるように。前日よりも今日、今日よりも明日、成長した息子がそこを通過するように、そして前に進んでいくようにと祈っている。