1年半で中学受験 2022

仕事に没頭していた母が退職し息子の中学受験に伴走開始。小5 8月からの短期決戦。現在、小6 SAPIX通塾中。

【448日目実績】読解問題に息子が「登場」し、家族で笑う

10月22日の実績

 

  • 算数:基礎トレ、各種問題演習
  • 国語:漢字
  • 社会:公民
  • 四科:10月度マンスリーテスト総復習

 

ポイント

 

土特を欠席し一日自宅学習

10月23日(土)、この日の土特は欠席し自宅で丸一日、落ち着いて自分自身の取り組みを進めた。これまでの復習がメインだ。

土曜日なので主人も近くにいる。本人が逃げ出したくなっても私以外にもう一人いれば多少は状況も違ってくる。

 

主な取り組み内容

算数について、模試の大問「2」(小問集合)や大問「3」(図形小問集合)にある問題、あるいは「速さ」に関する問題や「立体図形」に関する問題を中心に取り組んだ。基本的にはこれまでの模試等で間違った問題を復習するかたち。

それから社会の公民について、暗記カードを使用しながら確認を進めた。必要な場合は過去のテキストを参照。気になった息子がパッと該当ボックスを手元に引き出すのだが、SAPIXのテキストはたくさんあり同じ内容があちこちで扱われ散逸しがち。「あれ」が見たいと思っても、それが何冊目のテキストのどこに在るか探すのに少し時間を要することもあった。このアクセス時間がもったいない。SAPIXはその場でどんどん頭に入れること、最低でもどこにどんな情報が載っているかを覚える程度には各テキストを扱っている期間に覚えておくことを求めているのだろう。

10月度マンスリー実力テストについては四科目について総復習。基本的には本人が間違った問題のうち正答率の高い問題から復習をしていった。

 

国語の読解問題に息子が「登場」

10月度マンスリー実力テストでは国語の成績が特に悪かった。このテストでは帰宅時に「今日は眠かった。」と言った息子、特に国語について「全然できなかった。」と言っていた。

この日全体を総復習しているが、その中で大問「3」の物語文に取り組んでいるときのこと。最初に息子に音読をしてもらっていた。出典は、瀬尾まいこ『その扉をたたく音』だった。

冒頭にある「<ここまでのあらすじ>」には

「俺」は老人ホーム(「そよかぜ荘」)にギターの演奏をしに訪れた際、ひょんなことから利用者である水木さんと知り合い買い物を頼まれたことで、息子という形で毎週訪れるようになります。そんな「俺」は大学を卒業したあと無職のまま、親の仕送りで暮らしながらギターで成功することを夢見ています。

とあった。

「あはは。楽して死ねたらラッキーじゃないか」

水木のばあさんはゲラゲラ笑うと、

「ぼんくらと話してると本当疲れるわ」

と大きなあくびをした。

というセリフを読んでいるところで、息子は急に横にいる私をじーっと見つめてこう言った、「お母さんもよくぼくにこういうこと言うよね」。

え?

「テストから帰るとき『今日、読解文にお母さんそっくりのおばあさんが出てきたよ。』って言おうと思ったの。言わなかったけど。」

物語は続く。

病院へ入院することになった「水木のばあさん」は「俺」に手紙をしたためていた。その冒頭。

ぼんくら息子へ

六月十二日、ぼんくらの演奏を聴いて驚いた。へたくそなギターに野太い声。よくこんなので人前で歌う気になったなとぞっとしたよ。みんながしらけてるのに、堂々と歌い続けてさ。

「ぼんくら息子」、 我が家の息子のこと? これについても思い当たる節があり過ぎる。本人も「読んでて、これ自分のこと言ってる?って思った。」と心当たり大あり。隣にいる主人も涙をぬぐいながら大笑いしだした。

自分のできることだけをして、何とも向き合わず、何も超えようとせずに生きてきた俺

その通り、一同爆笑。

「うるさいぼんだね。それより九月も終わるんだから、ぼんくらはちゃっちゃと目を覚ましてやることやんな」と言っていた「水木のばあさん」は入院後ほどなくして亡くなってしまう。

他の人物の存在があり葬儀に足を運んだ「俺」は、「水木さん」の「宝物」をお棺に入れるよう渡される。それは以前「俺」が「水木さん」に頼まれて購入したハンドタオルで、「ばあさんに預かった金では足りず、自分の金を使っ」て買ったものだった。「水木さん」はそれをずっと「高級タオル」だと言い、手洗いして大切にしていたと言う。

このとき「俺」は目を覚まし

いや、これは俺が買ったんじゃない。このタオルに使ったのは、俺の金じゃなく、親父の金だ。

待ってくれ、ばあさん。ばあさんの宝物はこれじゃない。俺、すぐに動き出すから。十一月二十七日ではなく、今すぐに。俺が体と頭を使って手にした金で、ばあさんに持っていてもらえるものを、ちゃんと贈るから。

と、現実を直視せず逃げてきたこれまでの自分と決別し、自立して生きていくことを決意する。

「『待ってくれ』と言っても、もうおばあさん死んじゃってるよね。[息子] も気づくのはお母さん(私)が死んだときか。」と主人。

「これ読んでてめちゃくちゃ自分のことじゃんって思ったけど、ぼくまだ12歳だから。この人29歳だから、あと17年ある。」と言う息子に対して、「でもちゃんと『自分のことだ』と気づけて、自分の姿を客観視できて良かったね。この物語のおかげで今本当に目が覚めたなら素晴らしいね。」という話になり、家族で大笑い。

具体的な出来事に即し毎日のように息子に諭すように伝えることのある我が家。この物語の表現があまりにその状況にぴったり一致して、驚きながらも爆笑と語り合いの時間を持った我が家だった。

そして夜、公民の学習をしているときのこと。基本的に粛々と学習していれば良いところ、なぜか内容の逸れるような的外れな話を始めることも多い息子、この日も「●●って何?」と全然関係のない某保険商品名を突然尋ねてきた。息子にとってはたぶん学習中に扱っていたある用語とその名称とが似ているように思われたのだろう。

「それは生命保険の一つだね。」と答えたのをきっかけに、また受験勉強としては時間の浪費になるかもしれないが、各種保険の話になった。

前日も前々日も、息子と私たちとの間でちょっとした言葉のやり取りがあった。その際「息子は恵まれ過ぎている上にまだ世界も狭いから、自分がどれだけ多くの人に支えられていているかも分からず常に自分が世界の中心だと思って、感謝の念も抱きにくいのかも。」と感じ、私はその通り話していた。

この日はこの生命保険の話をきっかけに、将来のことを考えてお父さんも色々な生命保険を掛けていたりするという話を始めた。普段当たり前のように生活している息子は知らないだろうけれど、万一のことがあっても家族が困ることのないようにとか、何かあっても息子が勉強を続けられるように等と、実は裏側で様々な備えをしてくれていること、社会は皆が支え合って成り立っていることなど。

息子は「難しいな。」とか「知らなかった。」などと言いながらも興味深そうにその話を聞いていた。我が家の「ぼんくら息子」の表情も、このときは少しだけ変化した気がした。

 

感想

 

自分のことについて自分で自覚しているのは素晴らしいと思う。

「このテストのときめちゃくちゃ眠かったんだよ。でもその割には結構頑張ってる。ほら見てよ、これ。」と、試験中に船を漕いでいた跡(問題冊子にフラフラした鉛筆の縦線が数本)を見せてくれさえする、正直者の「ぼんくら息子」君。

この日も今日も、主人が少し息子に指示を出したり様子を見たりしてくれていて、私は家事も結構できた。「これを〇分、チェックを〇分」など、私が言ってもそのようにしてくれなかったりするが、主人の指示だと多少威力がある。そして以前だと、主人が居るときは静かにしていて不在の日に私に対し「昨日は我慢していたんだ!」などと突然激しい物言いをすることがあったが、今回はそうはならないのではないかと思っている。今、息子の様子を見ていてそう思う。少しだけ変わった、・・・かもしれない。

社会や理科のコアプラスの確認でさえ時間がかかり過ぎ。とっくに覚えているはずのものなのに。10月マンスリーの漢字でもちょうど先日私が解説したばかりのものさえ間違っていた。信じられない。

丁寧にやろう、と思う。「さすがにもう覚えているだろう。」とか「先日やったばかりだから。」、「これだけ繰り返しているのだから。」などという思い込みは捨てよう。息子には適用できない。

もしかしたら少しだけ息子も「目が覚めた」かもしれないのだ。だから、ゆっくりでもいい。自分の頭、自分の力で考えて、自立して自分のものにしていけるのがそのスピード、そのやり方であると言うならば。

息子には息子の生き方がある。周囲に振り回されることなくいつもマイペースで居られるのもなかなかすごいことだ。

私の人生はここで終わるかもしれない。でも息子の人生にはまだ可能性がたくさんある。これからもまだまだ変わっていけるのだ。

「ぼんくら息子」君、あなたの歩みで結構です。互いに思いを一つにし高ぶらず共に歩んでいける気がします。こんな「ぽんこつ母さん」(あ、「ばあさん」かな)ですが、これからもよろしく。

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