1月から2月初に中学入試を駆け抜けて、2月7日に入学手続きを済ませた。
小学校生活に復帰した息子は「『あと何日』みたいに焦らされるものがなくていい。」と落ち着いた様子。良くも悪くも受験勉強はバーンアウトするほどヒートアップしなかったので、毎日の取り組みはスムーズにその後のものへと移行された。
小学校範囲の復習
受験前に取り組めなかった問題集が残っていたので受験後になってから取り組んだ。また、これまで部分的にしか取り組んでいなかった問題集について、最初から最後まで通して解くことで最終的な復習をした。
新しいまま残されていたもの
算数
計算の問題集と小4の問題集が残っていた。小4の問題集はすぐにやり終えた。計算の問題集は一日3頁ずつの取り組み、3月上旬まで継続。
今さらながら小4の問題集に取り組むと息子の弱点が分かりやすくあぶり出され、これは受験前の早めの時期に取り組んでおけば良かったと思った。これによって明確化された苦手分野は低学年まで遡ってやり直せばよかった(『最レベ』、『ハイレベ』、『トップクラス問題集』などで)。通塾していると直近課題だけで手一杯だった。
受験前は毎日SAPIXの基礎トレに取り組んでいたため、こちらの問題集は手元にあったものの結局ほとんど取り組んでいなかった。入試で出題された計算問題がテーマごとに1頁につき10問ずつ並んでいる問題集で、息子は受験後毎日3頁ずつ取り組んでいる。時折間違いが生じ、できる限り間違った理由をノートに記載させている。最後まで終了したら間違いやすいパターンも見えてくると思うので、間違いの解きなおし前にその振り返りをしたい。
国語
直前期の読解練習で語彙力不足を痛感した。受験後になって見渡してみると、低・中学年のときから同じような認識はあったらしく、その年代で取り組むべき語彙力関係の問題集が未着手のまま4冊も残されていたため、このタイミングでまとめて取り組むことに。また「ふくしま式」の問題集も残っていたので取り組み始めた。どちらも3月まで継続。
受験直前期には毎日父親と過去問の読解問題に取り組んでいた。3月中に『有名中』にある読解問題に同じように取り組んでもらい現時点での実戦的な運用能力を確認して、『有名中』もこれで終わりとしよう。
これらの語彙力関連問題集で正答するのは簡単だが、きちんと運用できる「生きた言葉」にするため、取り組み後に例文を作ってもらったりしてその日学んだ語句に関し家族で会話の時間を持っている。
最初の章で構造的に読むための言葉の練習、次の章で選択肢の基本を学び、さらに次の章では構造的に読むための訓練、最後の章では選択肢問題を見抜く練習。
最終的な復習に使用したもの
算数
これまでずっと算数の参考書として使用してきた『応用自在』。ただSAPIXに通っていると解くべき問題は次々与えられ常に飽和状態に達していたので、『応用自在』は説明を参照したり例題に触れたりする程度の使用にとどまり、そこにある全問題を通して解くことはできなかった。そこで最後に全章について「トレーニング3」の入試問題を解いていくことにした。3月まで継続。
また受験直前期の確認に使用した『プラスワン問題集』も、最後にもう一度通して終わりにしようと思っている。
中学入学準備
受験が終わってから中学入学後に使用する腕時計や財布、パスケースを新調。スマホは3月中旬ごろ購入予定だが機種は決定しているので先にカバーだけ自分で選んで購入したらしい。
ノートPCについては昨年購入したものを息子用に。ただ主人は息子にAdmin権限を付与せず一般ユーザとして使用させているようだ。このタイミングでスタディサプリを契約。初回14日間は無料、その後は月額会員に。進学先の中学校では Chromebook が使用され自学自習あるいは宿題配信用にスタディサプリが用いられるようなので、端末が配布されたら個人契約は解約予定。
英語
契約したスタディサプリで主に利用しているのが英語。息子は小学校の6年間で英語を学んできているはずだがとにかく苦手で、「雰囲気、フィーリング」でやり過ごして来たと言っても過言ではない。
文法の理論的な理解は全くできていない息子だが、学校で使用されている教科書を見ると通常公立中では3年生で学習する程度の単語や文法が登場しているのも事実。だから息子だって「音」は「聴いたことがある」というケースが多くなるはず。また中学年の頃にはアルファベットも習得したし、当時暗記が強要された大量の不規則動詞等だって中学生になって正式に勉強すれば「あぁ、そういうことだったのか」と腑に落ちやすいはず。単語や文法の暗記や理解は、何も知識がない状態よりは容易になるはずなのだ。
スタディサプリでは中1の英語で文法を教わりながら「そういう意味だったのか」などと言っている。各章について、授業を聴いてから、とりあえず画面上で英単語を並び替え正しい語順の英文にする問題に取り組んでいる(書いたりはしていない)。ときどき私から説明をはさまないととんでもない語順にすることがある。
ただそれだけの練習を一通り流して今まであやふやだった英文法の骨格に親しんでもらうだけなので、4月の入学式までに中3の範囲までざっと終えられれば良いなと思う。2月末時点では中1後半の範囲。様子を見つつできる範囲までとなりそう。
タイピング
息子用のノートPCには数年前に購入したタイピングソフトをインストール。
かつてはうまく打てずイラッとしていた本人も、今なら落ち着いて取り組めている。しかし最初の基礎的練習をもっと積まないと、すぐに自己流になってしまう。
週末に少し取り組む程度になっている。本来はある程度短期間で習得してしまうのが望ましいと思う。
数学
「小学校段階の算数を総ざらいしてから一次方程式までを1ヶ月でマスターできる」という問題集を一冊購入。
「使い方」に記載された「3・3システム」という方法の通りに毎日実施している。
最初に小学校算数のチェックテストがあり、その結果が9割未満だと算数のやり直し問題にまず取り組むこととされているが、こちらの問題はかなり容易なのでさすがに我が家の息子でも間違わなかった。
毎日実施するのは百ます計算または割り算の「基礎反復練習篇」と3枚(見開き3頁)の「一次方程式スピード攻略篇」で、合計4枚。「基礎反復練習篇」は7日間同じ問題を解く。「一次方程式スピード攻略篇」も前日・前々日の問題を再び解きつつ毎日新規の1頁を加える形式だから、3日間は同じ問題を解くことになる。
息子は中学数学に毎日ゆっくり接している。中学受験経験者の中ではかなり理解が遅いのではないかと思う。ときどき私の説明を加えているが、正解できるようになっても時間を要し過ぎだと感じられる。あと少しでこの問題集は終わるので、様子を見て今後入学までの取り組み内容を決めようと思う。
こうして本人のペースに合わせられるのが自宅学習の良いところ(様々な塾が中学入学準備講座を開催していることは知っているが、息子を塾に行かせることにはもう懲りた)。
進学する中学校の課題
2月終盤に進学する中学校で入学準備説明会があり、入学までに取り組む課題を受け取った。
英語 「NEW TREASURE Starter Book」
英語は受け取った副教材の前半のみが課題。アルファベットはブロック体まで。各頁の右上にあるQRコードからWebにアクセスし音声を再生して取り組んでいる。
英語の苦手な息子なので何度か取り組んでおきたい。また後半もコピーして一通り取り組んでおければと思う。
国語1「表覧演習 新常用漢字 基礎編」
国語の課題の一つ目は漢字の問題集。入学後の授業でテストが行われるらしく、一通り漢字の復習ができるので大変ありがたい。
息子も毎日数頁ずつ取り組んでいるが後から見てみると、中学受験を終えた人とは思えない間違いよう・・・。とりあえず一通り取り組んだ後、しっかり復習しておきたい。
国語2 作文
国語には作文の宿題もある。入学後のスピーチ原稿にもなる「自分について」の作文で、題名も構成もきちんと練って書くよう伝えられている。息子はこの宿題のみ未着手。しっかり吟味して仕上げてもらおう。
数学 「中学準備テキスト」
小学内容の復習から中学内容の序盤まで。難しくはないので毎日数頁ずつ順調に取り組んでいるようだ。
ただこちらもスローペースだし中学受験では算数が足を引っ張ったので、これからしっかり様子を見守り、適切なフォローや練習を加えていきたい。
これから取り組むこと
中学入試後の取り組みは上記のようにかなり緩やかに進められている。一方、まだ取り組めていないこともある。
整理整頓
実はまだ全然終わっていないのが、これまでのテキストの処分を含む整理整頓。もうすぐ息子が数日間修学旅行に出かけるので、その間にある程度進めようと思う。
レクリエーション
もう入試後なのだからこれからの毎日にはもっとレクリエーションの要素を取り入れていきたい。例えば日常生活においては息子がもともと好きだったレゴやパズルにゲーム。
受験が近づくにつれあまりこういったものに触れなくなり机上の勉強に費やす時間が大半となったが、そのような期間を過ごして今に至ると、そういったものが案外算数やその他科目に活かされる素敵な脳トレになっていたように感じるからだ。