SAPIXのテキスト(プリント)や中学受験関連の書籍等について、処分や片付けを開始。
SAPIXプリントの保管状況
少なくとも私が伴走を開始した小5の8月以降のプリントは、受験前には処分せずすべて手元にある状態だった。
B4ボックス
SAPIXのプリントはB4サイズなので、5年生の頃は各科目についてB4サイズのボックスに広げた状態で入れていた。
この保管のデメリットは、一箱にたくさん入るので一箱の重量が増してしまうことと、広げた状態のテキストをきっちりと収まった状態まで入れてしまい取り出しにくくなることだった。
A4ボックス
上記B4ボックスがAmazonで気軽に買えなくなったことをきっかけにA4ボックスを使用し始めた。
通常授業用
通常授業用はスタンドファイルボックスに。各プリントは息子が持って帰って来たときと同じように2つ折りの状態で入れた。
習った順番に管理されているほうが使いやすいようだったので、持ち帰るたび規則正しく入れていく。程よい冊数が入ると次のボックスへ。各ボックスに入っているのがいつからいつまでのテキストかが分かっていると、必要なテキストを取り出しやすい。
またA4ボックスの場合2つ折りの状態になっているので、各テキストが取り出しやすかった。
土特・SS特訓用
通常授業のテキストは後から参照することがあるが、土特やSS特訓は演習中心の授業で後からそのプリントを掘り出すことがほとんどないため、同じA4でも横型のボックスを使用しそこにまとめて入れていた。
正確に言うと、前期土特分は科目ごとに上記スタンドボックスに入れていたが、後からやり直す時間は結局持てず後期は横型ボックスにポンポンと放り込むだけになった。
特別なプリント用のファイル
土特プリントの中でも、算数(図形)の「分野別補充プリント」と理科・社会の「知識の総完成」は別管理していた。
算数「分野別補充プリント」
前期土特で配布されていた「分野別補充プリント」は、土特を欠席しその他のプリントにほとんど手が付けられなくなっても必ず取り組んだ。また、11月初にも一度すべてをやり直している。だから他のプリントとは区別された扱いをしており、ポケットタイプのクリアファイルに順序よく整理していた。
理科・社会の「知識の総完成」
また理科や社会のテキストに付属している「知識の総完成」については、息子が「後から見ることもあるかもしれない」と別途ファイリングを望んだので、毎度ホチキスを外し二穴パンチで穴をあけファイリングしていた。
ただ、結局後になってこれを見直すことは息子の場合ほとんどなかった。後期になると演習中心になるし、曖昧な記憶のまま実践演習をするのはおかしいことかもしれないけれど、単純な暗記の苦手な息子の場合は演習を積むことで穴を埋めたり知識を補完したりするしかなかった。
棚
SAPIXプリントの入った各ボックスは、私が独身時代に使用していた無印良品のステンレスユニットシェルフに順序良く並べていた。
帆立や棚などのパーツがいくつかあり、使いやすいように連結して使用することができるので便利。
SAPIXプリントの処分後はまた解体する。使用しないときも場所を取らないし、都度必要な形に組み上げることができる。
SAPIXプリントの処分
1ヶ月前に中学受験を終え、遅ればせながらSAPIXプリント等の処分を実施。各ボックスに入ったプリントを古新聞回収袋に重ねて入れていき、さらに荷造り紐で上からしっかり縛る。
B4ボックスに入れていた広げたままのプリントはその際改めて2つ折りする必要があるが、折ってA4ボックスに入れていたものはそのまま回収袋に移していくだけで良く、やはりこちらのほうが処分するのもラクだと思った。
以前息子にSAPIXのプリントで残しておきたいものがあるかと尋ねたら、「社会の公民は後から見たくなることがあるかもしれない」とのこと。それはA4のスタンドボックスに入れていた頃のテキストで、どの時期のものなのか明確なので、とりあえず該当する時期のボックスをそのまま残しておけば良くこれもラクだ。
それにしても、土特やSS特訓のプリントに関しては我が家の場合使いこなせなかったものが大半で、まったくもって地球に優しくない。
SAPIXで受け取ったものでも、『アトラス』や社会や理科の資料集に加え、理科・社会の『コアプラス』や『漢字の要』といった書籍は捨てずに取っておく。また息子は夏期講習で配布された「データバンク」についてもしばらくは置いておきたいとのことで捨てない。
「データバンク」は1枚ずつB4サイズヨコ型2穴クリアポケットに入れ、上記のポップリングファイルに綴じて保管している。
やはり書籍のように、凝縮された情報が整然とまとめられきちんと製本されているものであれば手元に残すが、問題が中心である通常のSAPIXプリントは即処分となる。
プリント処理後、A4のファイルボックスはどちらのタイプもまた使えそうなのでたたんで保存。すべての作業終了後、棚は解体し各パーツを小屋裏収納へ。
SAPIXプリントに思うこと
新6年生になり土特が始まるとうまく物事が回らなくなり4月末から土特は欠席。後期は土特もSS特訓も頑張ろうとしたものの結局10月末から土特や通常授業を欠席、11月末からSS特訓も欠席して12月にSAPIXを退塾した我が子。
塾からは「通常授業・土特・SS特訓の3つが揃って最大の効果を発揮する」から休まぬようにとアナウンスされていた中、立ち行かなくなりそのような対応となったけれど、後から振り返ると部分的に出席するなら息子の場合後期も最優先とされたSS特訓ではなく通常授業だけにして土日を欠席するのが最も良かったような気がする。しかしそうなってくると、そもそもSAPIXに向いていないタイプだったとも言える。
本人はとてもマイペースで、理解は遅くじっくりと自分の中に落とし込んでいくタイプ。塾がなくても土日は自分なりの問題演習をしていたはずだが、中学受験塾の特徴か土日の演習も「ストーリー」の中に組み込まれているように感じる。その流れにしっかり乗っていけたら素晴らしいけれどそれが合わない場合はしんどい。平日の学校にもかなり疲れていた息子の場合、土日にも塾があるのは負担だった。
またタイプとして、大量の問題が押し寄せてくるのは苦手で、一冊の丁寧な解説のある基本書を繰り返すほうが向いているようだ。SAPIXの場合大量の問題を次々と捌いていかねばならない。都度何が「降って」来るか分からず翻弄されていたように思う。
さらに、SAPIXのプリント等は情報量が多い。息子はまず「これぞ基本」というような厳選された情報を時間をかけしっかり理解し、その上で問題演習を積むのが向いているようだ。
ただ、振り返るとこんなふうに感じるけれども、こんなふうに息子の特徴や今後どう学ぶべきかをしっかり認識できたのもSAPIXに通わせていただいたからだと思っている。この小学校時代の学びは次のより重要な6年間に活かしていける。
そして、息子は決して消極的なタイプではなく、多くの楽しい授業に参加させていただき様々な学びを得た。
例えば、息子が歴史を得意とするのは歴史マンガのおかげかと思っていたら、SAPIXの先生の授業があまりに面白おかしくて歴史が好きになり、歴史マンガはその授業で聴いたことを確認するために読んだものでベースにあるのはSAPIXの授業だと先日聞いた。また退塾後の家庭学習で算数の問題を解いているときも「これは〇〇先生に習ったからできる。」と教えてくれることが時々あったり、国語の先生がくださった可愛いイラスト入りのサピックスシールをジッパー付き袋に大切に持っていたりする。
SAPIXからの帰り道では同方面に帰宅するお友だちといつも一緒だったことを知っている。
私はこれまでお世話になったすべての先生方、お友だちに改めてお礼を言いたい。
最後まで在籍せずきちんとお礼を伝えることができなかったことを申し訳なく思っています。
大変お世話になり本当にありがとうございました。
中学進学後はこれまでの反省を踏まえより充実した毎日になるよう頑張ります。