私もかつて英語が分かるようになっていった頃、
街を歩いているだけでアルファベットが次々と目に飛び込んで来て、それを読み、
「あー、これってそういう意味だったんだ!」とよく感動していたのを覚えている。
日常に英語は溢れている。
それまで単なる背景、私にとって絵でしかなかったものが、文字、情報になり、世界が一気に明るくなり広がっていくようでワクワクした。
そんな時期を、息子も今味わっているようだ。
最近はそういった気づきと感動の瞬間がよくあるようで、そんなとき息子はニコーッと笑顔を見せる。
昨日はリンカーンの有名な言葉、「人民の、人民による、人民のための政治」。
昔から知っているこの有名な言葉が、
「government of the people, by the people, for the people」だと知ったときだった。
私たちの英語の勉強中に、主人が軽くこれに触れたのだけれど。
「人民」なんて言うから難しく聞こえるけれど、もともとの英語はなんと自分でも知っているような平易な言葉だった。
どれも最近よく登場し覚えようとしている前置詞だ、と。
「そういうことか」と。
これを知ればそれぞれの前置詞の意味も理解しやすくなるし、親しみや興味もわく。
学校では毎日英語の授業を受けている。
帰宅後に教科書に載っているダイアログの英訳練習をしようとしたら、息子はすでにそれらを暗誦していた。
プリントに書き出された一般動詞も自然に記憶できているようだった。
ありがたき学校パワー(すごい)。
色々なことがつながって知識と興味の網目が広がっていくようだ。
英語や数学に比べ国語(現代文)に課題を感じ最近少し新たな取り組みを始めてみたけれど、穏やかな中にも前向きに、楽しさを感じながら様々なことへ興味を持っている今であれば、効果的な取り組みになると思う。
一見無関係に見える物事もリンクして、相互に良い影響を与えさらに理解が深まっていくと思う。
親しみや興味があれば、自然に前へと進んでいく。