息子が通う中学校には給食がある。
小学校は給食ではなくお弁当だったのでこれも新鮮。
私自身は小学校時代のみ給食を経験した。
私立中学はお弁当のケースのほうが多いと思っているので
息子の中学受験を控えている頃は昼食の形態についてあまり気にしていなかったが、入学させていただいた中学校には給食があった。
順番に給食当番を担当し同級生の食事を盛り付けたりしているようだ。
息子は給食がきっかけで話すようになったお友だちもいると言っていた。
「みんな--男の子も女の子も--、すごくごはん(白飯)を食べるのに驚いた。」と言っていた。
「結構おかわりに行く人がいる。大きめのお茶碗なのに山盛り食べている人もいる。」などと話してくれた。
「自分はおかわりするとしてもサラダくらい(ブロッコリーとか)」と言っていた。
考えてみると、これまではお弁当だったので、他のお友だちがどんな味のものをどのくらいの量食べているかはよく分からなかったのだろう。
特に皆が前を向いて黙食をしていると。
でも給食になるとそういったことまで分かる。
これも食育と言うのかな。
身支度、配膳や後片付け等まで同級生と共有することで、お互いの理解や気遣いの面でも関係性が深まるように思う。
皆が栄養バランスのとれた同じ食事をいただくというのも素敵だなと思う。
ある日、息子が「今日、給食のごはん(白飯)を残してしまった」と言った。
「たくさん盛り付けられていたので『減らして欲しい』と言ったけれど、よく聞こえなかったのかさらに増やされてしまった。後ろに並んでいる人がいるから『急がないと』と思ってそのまま受け取ったけど、やっぱり食べきれなかった。」と。
少し前にも、同様にごはんが食べきれなかったと言った日があった。
「『減らして欲しい』と伝えると、盛り付け担当の同級生に『たんまり食え』と言われて減らしてもらえなかった。『体のサイズに見合った量を入れておいた』って言われた。」と言っていた。
ごはんを残すということについて私は心が痛む(ごめんなさい)。
でも「たんまり食え」と息子に声を掛け盛り付けてくださった同級生の方、ありがとうございます。
私自身はこのような話を聞いて、何だかほっこりしてしまう。
息子に関して言うと、確かに白飯については食べる量が少ない気がする。
深く考えてこなかったけれど、彼が使用しているお茶碗はなんと3歳の頃から同じものだ!
それから気になるのは、夕食に比べ朝食の量が少ないことかな。
決して小食ではないけれど、朝は私が準備した量を全部食べ切ってくれないことも間々ある。
他のクラスメイトのごはんの量に息子は驚いていたけれど、中学生ならそのくらい食べる人もいるだろうと私は思った。
こうして私自身も気づいたり反省したりするきっかけになる学校給食。
関わってくださるすべての方、毎日ありがとうございます。