1年半で中学受験 2022 とその後

都内私立小に通い小6秋までSAPIXに通塾した男子の中学受験とその後。小5 8月、母親(私)が仕事を退職し受験勉強の伴走を開始。小6 12月、SAPIX退塾、2022年外部受験。栄東中進学。

中一夏休みの国語 ~根本から丁寧にやり直し~

 

中一夏休みの国語について。

夏休みの中盤以降、力を入れ、
時間をかけて基礎から一緒に取り組んだのが国語だった。


小学生の頃から国語が苦手なのはよく分かっていた。

しかし、一学期の中間テストでも足を引っ張り
期末テスト前に少しテコ入れした後、それでも大して良くはならなかった結果を見て
ようやく、もっと根本的にやり直すべきこと、
またどのような取り組み・関わりをすべきかについて
少し気付きが得られたように思う。

 

『出口の小学国語レベル別問題集』

 

小学生のときに結局取り組めなかった
『出口の小学国語レベル別問題集』が書棚に残っていた。
1学期後半より、徐々にこれに取り組み始めた。

この本は全4冊で構成されている。
「0」は「理論編」、「1」は「基礎編」、
「2」は「標準編」、「3」は「難関編」。

この夏は夏休みに入るところで床に臥すことになり、
その後もしばらく咳が残り、音読もしたい国語においてはこれが痛手だった。

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しかし夏休みの序盤で、この問題集については一通りやり終えることができた。

ただ当該教材に一通り取り組んでみて感じたのは、
息子の場合は「これ以前の問題だ」ということだった。

夏休み中盤以降、出口汪氏のドリルタイプの問題集に取り組むことにした。
論理トレーニングの演習量を積みたかったからだ。

 

『新中学問題集(発展編)』

 

学校の国語で夏期課題になっていたのは、
漢字と語彙と『新中学問題集(発展編)』(以下『新中問』)の指定範囲だった。

『新中問』においては、
・ 言語事項(漢字の成り立ちや熟語、慣用句など)
・ 国文法
・ 詩・短歌・俳句
の3分野が指定範囲だった。

学校からの課題であるのに、実はこの『新中問』の取り組み開始は遅れていて、
着手は夏休みも中盤に差し掛かろうとする頃だった。

とりあえずこの時期にざっと一通りは解いてもらって、現状把握をした。

言語事項はまだマシなほうだったけれども、
国文法は一からしっかり勉強してもらわなければならないという状態、
詩歌も読解の不得手な息子のこと、この後重要事項について押さえた上できちんと鑑賞し直さなければならないことを痛感。

 

漢字等について

 

漢字の夏休み課題は、
一学期に配布された「漢字練習帳」の指定範囲だった。

夏休みはその指定範囲を繰り返すと共に、
それに続く指定外の範囲も少しずつ練習しておくことにした。

また、中学受験に向けた勉強をしていた頃に使用した
『出る順「中学受験」漢字1560が7時間で覚えられる問題集』もこの夏に再復習している。
(新版では「1580」になっているようだ。)

 

この教材を使用した理由の一つは、
息子はどの教科でも、"幹" になるような基礎部分を定期的に繰り返しつつ
そこに枝葉をつけていく形で新たなことを学んだほうが効果的であるように感じられるため(この教材は "幹" になり得る)。

理由の二つめは、
漢字の書き取りだけでなく、主要な同音異義語、四字熟語、慣用句などもまとめて復習するのにこの教材がとても使いやすいため。

そして最後に、学校で9月初に実施される校外模試でも
冒頭の語句・文法問題はこれと同程度であると思われたため。

語彙に関しては、語彙本の夏期指定範囲について
学校から提供された問題を解いたりした以外に、
主要な形容詞などを別途確認している。

 

『出口汪の日本語論理トレーニング』

 

夏休み中盤、
ドリル形式で進められる『出口汪の日本語論理トレーニング 小学六年』について、
「基礎編」、「習熟編」、「応用編」の3冊を一日1冊のペースで進めた。

基礎編では日本語の規則を確認していく。
まずは主語・述語を捉え一文を要約するところから。

習熟編では日本語の論理構造に習熟すべく、
イコールの関係、比喩、因果関係などを学んでから様々なタイプの短い問題に取り組んでいく。

最後に応用編ではまた様々なタイプの問題を通して
文章の読み方、設問の解き方、文章の書き方を実践的に練習していく。

 

『出口汪の新日本語トレーニング』

 

上記3冊終了後は
さらに続けて『出口汪の新日本語トレーニング』に入った。

当該教材は全6冊構成。

「基礎国語力編」、「基礎読解力編」、「実践読解力編」が
それぞれ「上/下」の2冊ずつ。

中学受験に向けては「基礎国語力編(上/下)」、「基礎読解力編(上/下)」の4冊で良いとされている。

息子は、この4冊を夏休み中に終えたが、
既に中学生であるため、9月以降に「実践読解力編」に入っている。

夏休みほど自由な時間はないのでスピードは落ちるが、
順次丁寧に取り組んでいきたい。

夏休み中は当該教材についても毎日多く時間をとって取り組んでいったものの、
一日で一冊は終えられず
「基礎国語力編」は1冊に1.5日程度、
「基礎読解力編」は1冊に2日以上かけた。

「基礎読解力編」の上巻は新美南吉の二作品、
下巻は芥川龍之介の二作品、
「基礎読解力編」の上巻は宮沢賢治の二作品、
下巻は太宰治の二作品、
「実践読解力編」の上巻は森鴎外の一作品、
下巻は近代詩人15名の各作品を全編、素材として扱っている。

こちらもやはり主語・述語という一文レベルから解説が始まる。
日本語の構造、要点、接続語と指示語、単語と品詞など、
文章読解上必要となる文法知識の解説を通して
論理的な読み方・考え方・書き方を学び、
文章の正確な把握や心情理解へとつなげていく。

全作品について最初から最後まで、問題を解きつつ、
先生と生徒たちとの会話形式で進められていくのも当該ドリルの特徴。

様々なタイプの問題をドリル形式で解いた『出口汪の日本語論理トレーニング』に比べ、
各作品の全編を扱っているため内容が密でボリュームを感じさせる。

手早く様々な問題に対応できるのは『日本語論理トレーニング』で、
こちらの『新日本語トレーニング』はもっと根本的なところから
じっくり学び鑑賞するタイプの問題集だと思う。

中学受験を控えている人の中には
この教材に取り組んだ人も多いと思う(きっと4、5年生くらいで)。
息子のように国語が苦手な場合は、
本当は塾の授業、教材以前に、こういった教材で根本的に日本語のトレーニングを積んだほうが良いだろうと思う。
(少なくともSAPIXのようにアウトプット中心の塾の場合は。)

学校の夏期課題にあった国文法に関し、
息子はこの後しっかり勉強することになるのだが、
当該問題集において、生きた文章の中でその重要事項を順次学んでいけたのは良かった。

 

『中学まとめノート 国文法』

 

学校の夏期課題『新中問』では国文法も指定範囲になっている。
基本文法から、文の成分、構造上の種類と品詞、
体言/用言や自動詞/他動詞、それに用言の活用などだ。

しかし学校ではそれについて特に習っているわけではないらしく、
当初息子はとにかく全然分かっていなかった。

まとめのページを見せながらこうした文法を「文法として」教えても
基礎的土台のない人には効果が薄いのであるが、
夏休み中盤、上記『新日本語トレーニング』に取り組んでいたのは非常に有益だった。

『新日本語トレーニング』での読解を通し、
生きた文章の中で、主語・述語となる "背骨" 部分とその他修飾部、
副詞や接続詞、自立語/付属語の区分と分節、単文/複文/重文といった重要事項に親しんで来た。

そうして夏休み終盤になって『新中問』の指定範囲をしっかりやり直すところに戻って来たとき、
ここで学ぶ国文法が無味乾燥なものとはならず、また多少なりとも「しっくりくる」ものとして学習できたから。

さて、文法事項の確認のため教科書的に利用したのが
『中学まとめノート 国文法』だった。

現時点で必要十分な文法事項がしっかりと分かりやすくまとめられており
程よい分量の問題もあって重宝した(問題は部分的に活用した)。

 

『ニューコース参考書 中学国語』

 

夏休み終盤に『新中問』で
・ 言語事項(漢字の成り立ちや熟語、慣用句など)
・ 国文法
・ 詩・短歌・俳句
の3分野をやり直していった。

その際には、内容や留意事項をノートに取りまとめつつ
きちんと学んでいくようにした。

そして最後に、理解度合いを確認するため、あるいは本当の理解にするために
上記3分野について『ニューコース』で復習し、その問題を確認していった。

『ニューコース』は問題のレベルや量がちょうど良かった。

 

今後

 

国語の夏期課題に関するテストは新学期に入って一週間経ってから行われた。
私たちは結局その前日までそれに関する勉強を続けていた。

そろそろ英語は直前に「詰め込む」ような勉強は止めるようになっている。
しかし国語は「詰め込む」以前に、すべき勉強を終えるのにも夏休み後にプラス1週間必要になってしまった。

今後『出口汪の新日本語トレーニング 実践読解力編』は続きを進める。
平日はなかなか取り組めないけれど休日には重点的に取り組み、早めに一周終えたいと思う。

今回どのドリルもコピーして実施しているので、
終了後はもう一周、次は一人で丁寧に取り組んでいって欲しいと思う。

詩歌の読解はこの『実践読解力編』でもう少し具体的な力をつけることができるかもしれない。

国文法については、まだまだ未熟な状態で課題確認テストに突入しているので
今後も生きた文章の中で復習していければと思う。

今後学校の授業で学習している内容(あるいは別途定期試験範囲になる文章)の補助は、
表面的なものではなく、もっと根本からリアルタイムで行っていく予定。

夏休みにそうしたようにノートに取りまとめたりもしながら
しっかり二人で文章を論理的に味わい国語力をつけていってもらいたい。


これまでにあった二度の定期テストでは国語が大きく足を引っ張る科目になっていた。
次の定期テストではそうならないように国語の成績を上げることがひとまずの目標。
勉強時間の配分としては英語の時間を少し削減し、その分国語に充当する。

英語はレベルを一段上げて、一度の重みを増して欲しい。
つまり何度も同じ間違いを繰り返し、回数でそれをカバーするのではなく、
一度の理解をより根本的なものにしてもらいたい。

 

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